可笑しいくらい黄色の君が好き

自由気ままに投稿します

惚れさせようと思ったのに惚れてしまった話

薬屋のひとりごと

アニメの1話見て作画綺麗だなと思ったのと同時に話の展開がミステリアスで面白いなって。

毎週欠かさず見てたんですけど、、、

 

 

5話の壬氏が猫猫に簪をあげるシーンを見て

え?恋愛も絡むの?

猫猫簪の意味気づいてないけど?

壬氏一気に子供みたいな表情になったな?

え?こっちが本物の壬氏なの?

と思って一気にハマりました。

 

 

小説と漫画を一気に全巻買って、一週間かけて全巻読みました。

(寝不足の日々でしたし、続きが気になって日中は、仕事してるのに頭の中は早く続きが見たいと欲に包まれながら、読んでいる最中は幸せでした)

 

以下の文は、ネタバレも含みます。

お気をつけください。

 

 

 

 

壬氏は、立場的には皇族で、顔が綺麗で華やかで周囲からチヤホヤされてきて、顔だけで、いいように状況を変えてきたのにも関わらず、自分自身コンプレックスを抱えていたし、皇弟という立場がありながら、出生に難を抱えた立場でもあり、東宮として次の皇帝の後継者としての立場に嫌気がさしていたのも事実。

 

 

 

普通な人間になりたかったのもあったと思うんだよね。

 

 

 

 

 

だから後宮に紛れ込んで、次の東宮を育てる為に後宮管理官となった。

美貌だから、寄ってくる人間は、きつい匂いと身体を売り込んでくる女性ばかりで、本人もそんな世界に嫌気がさしたのと同時に当たり前だと思い込み、慣れてしまってた頃に…

 

薬としての知識があるのにも関わらず、それを隠してるひとりの女の子に出会って。

薬としての知識、頭の回転の速さそれらを駒として使いたくて、美貌を見せるが、一切効かず、本人にとっては不思議で仕方なかった。

 

 

 

中身を見てくれる、内面と向き合ってくれる、

いそうでいない、一人で目の前に立ち向かい、強く突き進んでいく姿に惹かれていったのはわかる気がする。

 

 

コンプレックスだった顔も出生も立場も、全部打ち消していったのは、間違いなく猫猫。

 

猫猫は、化粧で顔を隠していた。

素顔は綺麗で。

その隠していた理由に、皇族として管理が行き届いてない事実を知り、謝罪するも、

(ってか身分隠してるんだから、この時点でバレるきっかけの言葉を猫猫になげていると思ったんだが…全巻読んだからこそわかる、壬氏の不器用さがたまらんのやけど笑)

 

 

 

 

壬氏様のせいではないです。

 

 

 

 

責任を感じ、抱え込んでしまう危うい性格でありながら、美貌が邪魔し、人に気付かれない難儀な方だからこそ、"せいではない"が本人にとってどれぐらい嬉しかっただろうか。きっとその一言で惚れたんだろうね。

 

 

 

でも一番グッと好きになったのは、もっと先だと私は思ってます。

 

 

小説4巻の壬氏が猫猫を取り戻すため皇弟として前線に立ったせいか、顔に傷を作ってしまい、周囲から残念そうに見られてしまった中で、猫猫は、

 

 

前より男前になったではありませんか。

 

 

 

と。

 

怖かったと思う。

壬氏が月の君として立場を変え、今まで通りに接してくれなくなるのではないか、

壁が大きく広がるのではないか、

自分を見てくれなくなるのではないか、

不安が積み重なったのを

この一言で全部消したんだから。

 

 

あそこまでの立ち位置である皇族としての立場なら傷は消せたと思う。

 

 

 

でも敢えて消さなかったのは、きっと猫猫の何気ない一言で救われたからだと私は思います。

 

 

それに他の妃達や周囲の人達も最初は怪訝してたのにも関わらず、猫猫の持ってる才能を認め、手元に置きたがってるのにも関わらず、月の君のお気に入りだからなのか手を出せない状況だしね。

 

 

 

それと猫猫は自分のことへの評価が低いから、化粧をしたら化ける事、実はお嬢さまでもある事を乱用しないけども、もしそこに気づいた時、狙われる確率は上がるわけで、月の君は気が気じゃないだろうし。

 

 

 

そりゃあ…月の君、焦るよね〜。

 

 

 

猫猫との将来のために腹に傷を抱えるんだけど、、そこまできたかぁ…と鳥肌たったんだけど、、、。

よく決断したなぁと思ったけど、今後の展開を考えるとギリギリな選択だったんだよね。

 

 

これアニメで見たいなぁと思うんだけど、

だいぶ遥か先の話だし、夢のまた夢な話かしらね。

 

 

 

きっと…これからも、二人で様々な所に出張して、巻き込まれながらも国をいろいろ変えていくんだろうな。

なんせ、一言で政治が変わってしまう権限を持ちながら、差別せずに誠実で真面目で外堀をかため、堅実に解決する方と好奇心が勝ち、周囲が護衛するも、待てが出来ずに立ち向かい、解決してしまう頭脳と図太い精神を持った方ですからね。

 

 

この作品は、小説おすすめします。

小説読めば読むほど面白いです。

大体、小説を読んでいくと、ネタギレでストップしたり、ループしがちな話が多い中、この作品は、事件を解決するといった名探偵猫猫がいますので、ミステリアスと伏線回収が一気にくるのもあって、引き込まれます。

飛ばし飛ばしでみるものではないかなと。

全部繋がっていくので。

 

 

 

新刊見たいなぁ…。

 

アニメどこまで進むのかしらね。

猫猫の声優さん…猫猫にぴったりでたまらん。

 

あと、、

どんな結末を迎えるのかわからないけど、

身分の差を超えて、二人には、幸せになってほしいなと思います。

 

以上独り言3でしたー。